【映画ネタバレ】君の名は。の感想。君は生きる、でも記憶は消える。髪飾り【組紐】、出会いと再開の謎【マルチバース?パラレルワールド?】


君の名は、はいい!

と色々言われながらも見てなかったのですが

テレビ朝日の正月放送で

家族で初めて見てかなりぐっときました!

作品の解釈、設定は

作成者のみぞ知る、ですが

見る側がどう読むか、が

逆に設定を作るところもあり

思ったことを素直に書きたいと思います

パラレルワールド、時間が戻る、世界軸が違う、のどれ?

パラレルワールド

独立した平行世界が無数にある、という考え方

時間が戻る、は

時間軸は一つしかなく

時を巻き戻して歴史を書き換える、という考え方

(世界は一つ)

世界軸は、時空の選択という形で

無数の歴史・世界が存在するというもので

今、A、B、Cがあり、次に、D、E、Fという選択肢があるなら

A-D、A-E、A-F、B-D、B-E、C-Dなど

様々な組み合わせが考えられ、それぞれが世界軸としてあり

各ポイントにタイムトラベルできる、という考え方です

パラレルワールド、世界軸で考えると

校庭で

てっしーが【マルチバース】と

口走っていることから

マルチバース理論で考えていくと

君の名は、の世界観をつらぬくのは厳しい気がします

マルチバース理論は

宇宙の話になり、

裏側には数式やらが成立する世界なので

深入りはしませんが

簡単に言えば

この世の中の最小単位は【点】ではなく

弦・ひも状のものが

【糸玉】のように丸まったものとする考え方

イメージしやすいのは

原子は【点】ではなく、

ひもが【糸玉】のようにまるまっている

と考えるということ

そうした考え方で

量子力学とアインシュタインの相対性理論を結びつけると

三次元+時間の四次元【時空】から

さらに追加で五次元、六次元の何かが

ミクロレベルで存在する、という話につながります

この世の中は

十次元、十一次元とする考え方です

この隠れている

ミクロレベルで折りたたまれた

残りの五次元・六次元が何かわかっていませんが

別世界・別宇宙のことだとすると

パラレルワールドにつながっていきます

宇宙は

無限の宇宙が生まれては消えるを、瞬間瞬間、繰り返しており

逆を言えば、我々がいる宇宙のような、

適度に膨張して消滅しない宇宙がほかにも存在し

同じように人間が存在している

とすると

入れ替わっていた、3年後の瀧君と、三葉は

それぞれ、

平行する別世界(パラレルワールド)の人となります

三葉が死んだ世界と

三葉が生きる世界は、平行する別物

と考えることになるため

クライマックス時のご神木で

彗星落下前に三葉が残した口噛み酒を

瀧君が飲み、入れ替わった際に、

三葉が『彗星が落ちて死んだんだ』と

死んだ世界をやり直しにいくことや

(死んだ世界をなかったことにする)

過去、現在(未来)の時間軸の中で

新世界では消滅した旧世界の出来事に関して

三葉と瀧君が記憶を失っていくこととは矛盾します

死んだ世界は死んだ世界として

独立して存在し続けるを認めないと

パラレルワールド、世界軸の考え方でいくと破綻します

過去をやり直す。新世界で旧世界は消滅しても、アカシックレコードでアクセス

上で説明した通り

世界は一つで、過去をやり直して上書きした

と大筋の説明はしやすくなります

四次元プラスアルファの部分は

歌で、五次元とでてきますので、

時空【四次元】+過去と読み解くのが

ストーンとくるのではないでしょうか

現世界と過去世界がつながれる、

というのが新しい次元ですね

ただ、二人は

最終的に、記憶をなくしながらも

何かを探していることだけは覚えており

すべての記憶層が存在し

アカシックレコードへのアクセスがあった

としたほうが理解はしやすそうです

現に、瀧君は、ご神体で口噛み酒を飲んだ際に

三葉の生い立ちの記憶を見ます

つまり別の次元が

さらに隠れているということです

時をさかのぼり、過去と現在を上書きする、だけでは、

説明ができない不思議な点もあるので

その点について、以下でさらに考えていきます

二人はなぜ【入れ替わり】ができた?

君の名は。は

【結ぶ】に意味を持たせています

人を結ぶ

時を結ぶ

魂を結ぶ

それは氏神様の力としています

二人に強い関係【結ぶ】があったとすれば

物理的には

三葉の髪飾りである組紐

映画では

三年後の瀧君は、なぜか

三葉の髪飾りを持っており

それを媒介にした行為

とする考え方もなくはないです

ただ

三年後の瀧君が三葉の髪飾りを持っていたのは

入れ替わりが同じ現世界で行われていると信じていた三葉が、

彗星がおちる前日に、東京にいる、

三葉を知らない瀧君に会いに行き、組紐を渡したからです

その考え方だと

(三葉が同時代の瀧君に組紐渡す)

⇒過去世界と現世界の入れ替わりができる

⇒三葉が同時代の瀧君に組紐渡す

となり、入れ替わりができない

最初の組紐を渡すはどうやって?となります

三葉のおばあちゃんも

昔、おばあちゃんも、あんたのお母さんも

入れ替わりを体験したんだよね、と発言しており

入れ替わりは組紐ではなく

宮水家の人間特有の力ととらえたほうが

やはり自然のようです

糸守、または糸守の人々を守る役目を

宮水家(神社)は担っており

儀式、入れ替わりを行ってきたと

映画の中では説明があります

だれと入れ替わるかは

まさに、氏神様のセレクション、

それを運命というのかもしれませんね

【入れ替わり】は事前の予防能力

三葉は

彗星落下時に一度なくなっていますが

魂の半分はご神体のもとにあります

瀧君との入れ替わりがなかった

過去世界があったとしても

おばあちゃんと一緒に口噛み酒をご神体に備える

という出来事は影響を受けない流れになっています

そのため

その口噛み酒を起点に

なくなった三葉の片割れ(魂)が、

ご神体の力を借りて

現世界の瀧君と、過去世界の三葉をつないだという

彗星落下後という【事後】に、

入れ替えを起こさせた、としても説明はできそうです

ただ、

入れ替わりを予防行為ではなく事後のやり直し行為だとすると

おばあちゃんやお母さんが体験していた入れ替わりも

やり直しだ、となってしまい、話が複雑になりますので

素直に、入れ替わりは【事前の予防行為】だった

とするのがよいかもしれません

すると

同じ時の人と入れ替わっても

過去を書き換えることはほぼ無理ですから

【入れ替わり】は【未来の人と入れ替わる能力】

だったということになります

1200年前にも糸森に彗星が落下しており

おばあちゃん(一葉)は

ここの氏神様は、時を結ぶ力がある、

とも話してもいます

その際に、少なくとも一度、

過去をやり直している可能性がありますね

三葉(氏神様)が過去を何回やりなおしたか、ですが

君の名は、をみていると

過去世界と現世界は、干渉されやすくなっていますので

過去をやり直した、というほど

その過去世界は安定的に存在していない

つまり、

三葉と瀧君が糸守を救う話は

一瞬だけ存在した

不安定な世界の話だった可能性があります

世界の不安定さとしては

現世界の瀧君と過去世界の三葉が入れ替わって

はじめて三葉が同時代の瀧君(三葉を知らない)に

組紐を渡すイベントが生まれますので

最初の入れ替わりが起きた時点では

3年後の瀧君は、まだ組紐を持っていないはずです

ただ、二回目の入れ替わり以降は

組紐を現世界の瀧君は持つことになります

映画をみている限りだと

二回目の入れ替わりのときには

瀧君は、組紐を手首に巻いてますので

君の名は、世界の不安定さを表しているともいえます

その儚さが、

人間の心をつくのかもしれませんね

未来との【入れ替わり】は

未来の書き換え、過去の書き換えを行ってしまうので

過去世界(現世界)と現世界(未来世界)の書きかけは

かなりの頻度で起き、最後、安定したということなのかもしれません

なぜ二人は出会えた?過去と現在の世界が統合する

入れ替わった3年後の瀧君は

過去世界で、おばあちゃんの導きもあり

彗星落下イベント前に

三葉の口噛み酒をご神木に奉納しています

そのおかげで

その場所をそれとなく覚えており

また

現世界の片割れの三葉の魂の呼びかけもあり

(宿屋で、司さんと小野寺先輩を置いてご神体に向かう場面)

彗星落下で糸森が壊滅した際の生き残りである

高山ラーメンの店主の協力を得て

彗星落下3年後の世界で

瀧君は、

三葉のかたわれ【片割れ】である口飲み酒を見つけ、

口にし、現世界の三葉の魂と自分を結ぶことに成功します

入れ替わりで

彗星落下イベント直前の【過去世界】にいった瀧君と

彗星落下で死んだんだと死を体験した【現世界】の三葉は

過去世界と、現世界という別世界にいますが

ご神木周辺は

この世ではないあの世の世界と

おばあちゃんはいってますし

かたわれ時は、

昼と夜の変わり目で特別な時間帯であり

その特別な時間帯と力を借り

二人はようやく時を結び、

現世界と過去世界が一つになり

直接会うことができました

髪飾りの組紐はすべてを見て、新世界の中で二人を結ぶ

髪飾りの組紐は、すべてを見ています

彗星落下の前日までは三葉とともにありますし

それ(彗星落下で三葉がなくなる)以降は瀧君とあります

瀧君が三葉と黄昏時に出会った後は、

組紐は三葉とともに過去世界へいき

彗星落下がありながらも三葉生存世界を見ます

全部を知っているのは、組紐だけです

神様のいたずらか

三葉と瀧君は

必死に記憶に残そうとした相手の名前を

思い出すことができなくなってしまいます

それは

三葉が生存する形で過去を上書きしたことで

三葉がなくなった、やり直し前の世界が消滅し

瀧君がやり直した行為自体も

新世界では消滅してしまったためでしょう

ただ

すべてをみていた組紐のおかげで

二人は最後つながります

神様の最後のいたずらですね!


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