新劇場版エヴァ、アダムスとは何か。アダムス四体と渚カヲル、アヤナミレイの関係について考察


旧劇場版と新劇場版エヴァの違いの一つがセカンドインパクトのアダム。旧劇場版だと『ADAMS』となり、四体が描かれています。

それぞれ、微妙に異なってますよね。

  • 一番左:胸のマークが●の周りに点ががある
  • 左から2番目:胸のマークが●だけ
  • 右から2番目:胸のマークが二重丸
  • 一番右:額に点があり、三つ目?

こうした特徴はほかの絵からも確認できます。他方で、目が二つ、天使の輪が頭上にある点は共通。いわゆる兄弟ですね。その模様からウルトラマンともいわれてますが。

ここでは、四体のアダムスについて考察していきます。

アダムとは

新劇場版ではアダムという言葉はでてきません。とはいえ、最初の人間アダムということで、新劇場版でも、旧劇場版の第一始祖民族の設定は引き継いでいると思われます。なぜ、アダムが複数形アダムスになったのか。

もともと、アダムに関しては、聖書でも、単数なのか複数なのかは議論があるところで一般名詞として使われているところもちらほら。なので、神話の観点から、アダムが複数であっても、特に違和感はないといえばないです。

問題は、一体が分裂したのか、最初から四体だったのか、ほかにもいるのか。それに関しては、情報がないため、わかりません。ただ、この四体は、エヴァのほかのシーンとも結びく重要なキーです。

アダムスの一体はMark6

新劇場版では、エヴァンゲリオンは、●号機とMark●の二種類の系統が確認されています。●号機は、序と破においてゲンドウと冬月が知るところのエヴァンゲリオンであり、Mark●はゼーレが管理するところのエヴァンゲリオン。

Mark6に関して、ゲンドウは月において目視で『建造方式が他と違う』と確認しています。従来の建造方式はエヴァの名前の通り、アダム(またはリリス)からのコピーですので、そうではないということ。ゼーレは真のエヴァンゲリオンといってますので、アダムスそのものと考えるのが自然です。

カヲルくんがセットで登場し、カヲル君が乗っただけで通常状態で天使の輪がでてますので、アダムスの魂と肉体がであったから、と考えると合点がいくところ。

仮に、光の巨人の四体の一つとすると、エヴァンゲリオンは、コア=心臓ひとつに、ひとつの魂という関係があると思いますので、残りのアダムス3体には、それぞれカヲルくんとは別の魂があったのか。そこは描かれていないので、わかりません(四体の役割や主従関係も謎)。

Mark9。マリいはく『アダムスの器』アヤナミレイ(黒波)の機体

劇場版Qでは、Mark9に対して、以下の発言。Qの序盤でMark9が零号機ぽかったのは、ゲンドウがシンジ君を単純に奪還するため、綾波レイ=零号機だからこっちにおいで、をするためでしょう(警戒心を解く)。

  • アダムスの器。ヴンダー本来の主(リツコ)
  • アダムスの器か?!(マリ)
  • ゼーレの暫定パイロットさん!聞こえてるでしょー?『アダムスの器』になる前にそっから出た方がいいよー(マリ)

フィギュアでは『第一のアダムスの器(移行中間形態)ゼーレ仕様』として販売されています。そのため『アダムスの器』で公式にも問題なし。第一とつけていることから、第二、第三もあると考えてよさそうです。

器とは入れ物。『アダムスの』をアダムスでできた器ととらえるか、アダムスを入れるための器ととらえるかは、明確な設定がわからないため、何とも言えません。マリは、Mark9が全身がコアであることから、Mark9をエヴァではなく『アダムスの器』と疑っていました。(全身がコアタイプの使徒は、Mark6から登場した第12使徒も該当します)

マリのいう『アダムスの器になる前に』は、エヴァ零号機のふりをしているけども、Mark9が『アダムスの器』として活動し始めたらあなた死んでしまうよ、といったニュアンスだと思います。実際、アダムスの器になると、首のない零号機の機体の中から首がすっぽりでてきて、目からビーム、ヴンダーと融合も始めてしまいます。

Mark9はヴンダー本来の主ということで、本来の姿はヴンダーの動力源であり、操縦者であるとすれば、『器』とはヴンダーを入れるもの、という意味だったのかもしれません(ヴンダーのほうが大きいので違う気がやはりしますが)。やっぱり、単純に、魂が入ってない空箱であることを強調するために、アダムスの器(魂が空っぽ、ゼーレのプログラムで動く)と考えたほうがしっくりくる?

いずれにせよ、Mark9はエヴァンゲリオンの機体として扱われていることや全身がコアという特徴から、アダムスの一体と考えるのが普通だと思います。

エヴァンゲリオン13号機もアダムス。マリいはく『アダムスの生き残り』

エヴァンゲリオン13号機に対して、マリは『アダムスの生き残り』と表現しています。生き残りというと、生きていたのか、ということになりますが、エヴァンゲリオン13号機はダブルエントリーシステム。一つの魂に一つの槍ということで、槍二本をリリスから回収するために、パイロットが二人必要というもの。

この13号機、どう作られたかはよくわかりません。球体から急に13号機が製造できました!と登場するので、製造過程がよくわからない。

ダブルエントリーシステムといえば、シン・エヴァンゲリオンの予告ででた、2号機+8号機のシーン。おそらくダブルエントリーシステムで、アスカとマリが乗っているとすれば、ダブルエントリーシステムとは、結局、二体のエヴァンゲリオンを組み合わせただけじゃないのか、ともいえそうです。また量産機とアスカは戦うんですかね・・・運命感じます。

とすると、この13号機『アダムスの生き残り』は、アダムスの残り二体を使って、エヴァンゲリオン13号機が作られた可能性があります。足の数はおいておき、13号機の目の数四つ、手の数は四本。普通、光の巨人も手の数が一体二本とすれば、二体必要。

6号機の建造現場をみたゲンドウと冬月の『作り方が違う』をそのままとれば、零号機から四号機までは少なくとも、アダムスから作った偽のアダムスということでまさにエヴァ(聖書では、アダムの肋骨からエヴァをつくる)ですし、リリスのコピーであればリリスのコピー

13号機がアダムス二体でできていると考えた場合、いまだ登場していない7号機、10/11/12号機のうち二体がアダムスからつくられたもので、その二体を合体させて13号機になった、と考えることもできます。

生き残り』の部分は、カヲル君が乗っているからでしょうか。第一の使徒=アダムスとした場合、カヲル君は、アダムスの魂を宿した使徒であり、アダムスの魂がアダムスの肉体にもどれば、『生きている』という表現につながりそうです。

渚カヲルとアダムスの関係

旧劇場版では、南極にある『白き月』の中にあった巨体は『アダム』と呼ばれ、ロンギヌスの槍を用いて人間の遺伝子をダイブさせたところ、光の巨人となりセカンドインパクトという流れでした。

アダム計画で、アダムの魂はサルベージされ、おそらく巨人にダイブさせた人間の遺伝子から肉体が作られ、渚カヲルとして、生を得たものと思われます。

新劇場版では、そうしたシーンは描かれておらず、渚カヲルが月の棺桶から登場するという、どう解釈したらよいものか、そういう印象的なシーンが見せたかっただけ、という話もありました。

例えば、棺桶は置きっぱなし?片づけたの?とか、普通の話であればそういうところが気になるわけですけども、五体目のカヲルが出てきたという印象的なシーンを見せるためのメタファーに過ぎないとすれば、それ以上の意味はないと考えることもできます(五体目は、これが五回目の繰り返しだとも、光の巨人が四体いたから五体目とも)

ただ、月面で、宇宙服もなく、裸で地球を見ているわけですので、人間でないですよね。体はいわゆる使徒と人間の遺伝子が混ざったものと考えられます。本人、新劇場版でも、第一の使徒と自らを言ってますので、カヲルがアダムスの魂だったと考えてよいと思います。

実はアダムスの一体はエヴァ8号機じゃないの?

Qの予告CMでは、『ドグマへと投下されるエヴァ6号機。胎動するエヴァ8号機とそのパイロット』とのフレーズがあり、下の画像がでてくるのは、ちょうど8号機の説明。特に、三つ目を意識させる描写がありますので、あの光の巨人四体の一つと考えることも出来そうです。

すると、マリがアダムスに乗っていることになります。その場合は、13号機の目が4つ、手が4つなのはアダムスの一体が生まれながらにしてとなり、2本の槍を同時に使える例外があえていたことになります。

まとめ

アダムスの四体は

  • Mark6, Mark9, エヴァ13号機(二体)、か
  • Mark6, エヴァ8号機, Mark9, エヴァ13号機

カヲル君はアダムスの魂であり、アヤナミレイ(仮称)は『君は僕と同じだね』という旧作品の発言がなかったので、アダムスとは無関係

真実は、シン・エヴァンゲリオンを待ちましょう!