新劇場版エヴァQの『無いはずの13番目』13番目の使徒、そして11番目の使徒は何を意味しているの?


今回は、新劇場版エヴァンゲリオンの使徒の数についてです。

旧劇場版は、リリンを含む第18番目の使徒まで存在しました。カヲル君は第17番目の使徒であり、最後の死者として扱われました。新劇場版ではどういう変化があったのか。考えていきたいと思います。

旧劇場版をサクッと理解する

旧劇場版は、アダム系は第1使徒アダム、第3使徒から第17使徒まで存在しました。他方で、リリス系は第2使徒リリス、第18使徒リリン(人類)です。

ゲンドウは、カヲル君登場の回で、老人たちは我々の手で時計の針を早めるつもりだ、と、本来、第17使徒の登場と殲滅はもう少し遅かったのかもしれませんが、第17使徒の存在は予定通りであることを暗示しています。

新劇場版の場合。マリいはく『無いはずの13番目』

使徒の数については、新劇場版の場合は、

  • 第1使徒:公式には?。渚カヲルの発言から、渚カヲルが第一番目という扱い。ただし、それはアダムスのときの話と推測
  • 第2使徒:リリス
  • 第3使徒から第10使徒:殲滅
  • 第11使徒:?
  • 第12使徒:エヴァンゲリオンMark6から登場
  • 第13使徒:渚カヲル

となっています。

ですので、第11使徒が生きておりナンバーとして飛ばした、と考えるか、第11使徒は殲滅済と考えるかによって、見解が分かれそうです。

第11使徒がいまだ生きていると考える場合

第11使徒が未だ生きている、と考える場合は、碇シンジ=初号機(融合体)が該当します。その根拠は、使徒はインパクトを起こせる存在であることに加え、

  • 碇シンジ=初号機(融合体)は破のときに、最強の第10使徒(綾波レイと初号機を吸収したゼル波)を破裂させ、綾波レイをコアから救出し、巨大綾波を初号機が吸収。疑似シン化形態(第一、第二)となり、リツコ『セカンドインパクトの続き。古の生命は滅びる』と言わしめた

ことが大きな理由です。こう考えると、マリが『ゲンドウ君の狙いはこれか』は、第11使徒となった、殲滅の対象であるシンジ君を守るため、と言えそうです。

なぜ第11使徒をヴィレは殲滅しなかったのか、助けたのか、に疑問符がもたれますが、初号機をAAAヴンダーの動力源として必要としていましたし、アスカも使徒っぽいですし(眼帯の目の色が青で使徒ぽい)、インパクトのトリガーとなった場合はDSSチョーカーでシンジが死ぬことになってますので、ヴィレは対策済と整理できそう。

ただ、ミサトさんはシンジ君がAAAブンダーから逃げるときに、見逃してますので(DSSチョーカーを発動させなかったので)、ミサトさんの心の弱さとも言えるかもしれません。

カヲルの『まさか第1使徒の僕が13番目の使徒に落とされるとは。始まりと終わりは同じところにある。さすがリリンの王、シンジ君の父上だ』は、これで終わることをはっきりと述べており、第13番目の使徒の意味をカヲルも理解していました。

シンジの代わりにつけたDSSチョーカーはカヲルの能力を持ってすれば外せるはずですが、死を受け入れたのは、シンジか、カヲルかの二者択一になったため、シンジを救うためカヲルが死を選んだと考えられそうです。

この説は、シンジは旧劇場版だとリリンに属するわけでシンジを使徒とするのはちょっと無理があるのでは無いか、初号機は所詮エヴァンゲリオンではないか、ということですね。ただ、シンジと初号機融合体とすると、リリンでも無いわけで、まともな説とも言えそうです。

第11使徒は殲滅済とする場合

Q劇場版で登場したと考えると

第10の使徒(ゼル波)から、ドグマにいた第12の使徒(Mark6)の間に、どのような敵がいたかですが、そうした観点から、まずMark4(ネーメジスシリーズ)をあてることが考えられます。

Mark4は公式にエヴァンゲリオン四番目の機体となっており、ネーメジスシリーズの絵柄も、よく見ると、エヴァが描かれています。

ネーメジスシリーズを使徒と判定する理由は、パターン青を検知しているから。ただ、誰も第11の使徒、または使徒と呼ばないので、使徒なの?というところですね。そうしたことから人工使徒とも呼ばれています。

ネーメジスシリーズが第11の使徒としたとき、マリとカヲルの発言をどう捉えるかですが

  • マリは意味はわかってないが、ありえない第13の使徒が登場したので、どう考えてもゲンドウくんの仕業と思い、ゲンドウ君の狙いはこれか、といっただけ。要するに結果を口にしだけで理由はわかっていない
  • カヲル君は、旧テレビ版と同様、いいようにだまされているので、今回もうまくだまされただけ

Qの最後をみればわかりますが、ゲンドウ君は、冬月の『ほとんどがゼーレのもくろみ通り』に対し、『ゼーレの少年を排除、13号機は覚醒』と結果に満足しています。

つまり、カヲル君の『まさか第1使徒の僕が13番目の使徒に落とされるとは。始まりと終わりは同じところにある。さすがリリンの王、シンジ君の父上だ』は、自分が第13の使徒となり、インパクトのトリガーとなれば、シンジ君の手前、カヲルが自死を選ぶことを見越して、という意味になります。

エヴァンゲリオンMark6が第12の使徒との件も、初号機を宇宙に飛ばした際に、Mark4は防衛用に用意されていたわけなので、時系列としても破綻してないですが、第12の使徒とマギシステムが判定してないので、やっぱり違いますかね、これは。

破からQの間に登場したと考えると

Mark6が第12の使徒であることから、サードインパクト時=Mark6が第12の使徒となったと考えると、第10の使徒を殲滅してからMark6のドグマ投下までの間に第11の使徒が存在したことになります。

この場合は、碇シンジ=初号機(融合体)を第11の使徒と考えることもでいますし(上に戻る)、Mark4を第11の使徒とも(上に戻る)、描かれていない破からQの間に今まで見たこともない使徒が存在し殲滅された、と考えることも出来ます。

終わりに

まとめると、第11使徒は以下が考えられます。

  • 碇シンジ=エヴァンゲリオン初号機(融合体)
  • ネーメジスシリーズ
  • でてきてない使徒(未公表)

個人的には、トリガーという言葉を、シンジに対してはリツコが、初号機に対してはカヲルが使っているので、シンジ=初号機(融合体)が第11の使徒という印象です。

宇宙に初号機があったのはユイがいる初号機を守ろうとしたからであり、第13の使徒を作り出すことでおそらく死海文書にあった滅ぼすべき使徒の数と一致させ、シンジ=初号機(融合体)を枠外におこうとゲンドウが考えたからだと思います。