【小学4年生】SAPIXを攻略する。我が子が通い始めて思ったこと。親の心構え

 

今回は真面目な話で、中学校受験です。

中学校受験は、過去と比べ、とりくむ家庭が増えており、激化しています。

で何が起きるのか。

 

よくあるパターンは、親はとりあえず受験に強いSAPIXに通わせるです。

ただ、SAPIXは通えばわかりますが、テキストを全部授業でやってくれません。

残りは自宅で復習(習ってないものは自己学習)であり、塾に通わせておけば、塾がすべてやってくれる、ことはありません。

 

他の塾と異なり、また高校受験や大学受験と異なり、親が子供の勉強のスケジュール管理をしないと崩壊することが多いです。

そして起きることは家庭内での親同士の喧嘩・親子の喧嘩、なぜこうなった・こうなっているのか、です。

 

特に、親が高校受験+大学受験経験者であると、この中学校受験の特殊性にあわせることがなかなかできず、家庭内で『怒鳴ってしまう』『叩いてしまう』など、負の連鎖が起きることもめずらしくありません。

 

日々の勉強の成果が成績としてしっかりでてくれば、そのような負の連鎖はなくなっていきますが、何もせずにテストを受けて、いわゆる下位クラスのAやBクラスにいる場合、特にそうなりがちです。

だからといって、成績が上がっていくまでには時間が掛かります。

 

そこで、親の心構えについて、以下、書いておこうと思います。

 

※ 筆者は、高校受験+大学受験です。中学校は地元の公立、高校受験は塾には行かず県内有数の進学校に合格。大学は一浪し、駿台で東京大学です(文系)。その経験に基づき書いています。

 


SAPIXの偏差値30は世の中での偏差値60

 

まず、SAPIXの偏差値30は世の中一般の偏差値60に相当することをしっかりと認識しておくことが重要です。

 

SAPIXに通い、テストを受け、偏差値30をとってくると、親はショックで愕然とします。しかしながら待ってください。

 

SAPIXは、開成などの難関校を目指す人が集まります。

その中で、平均=偏差値50から下に外れたところで、母集団が中学校受験の難関校を目指す生徒で構成されているわけですので、世の中一般の平均値からみれば上にいます。

 

つまり、偏差値50は超えていて、SAPIXの復習にとりくんでいれば60はあるわけです。

 

感覚として、SAPIXの偏差値はざっくり以下ぐらいに思っておいた方がいいです。

  • SAPIX偏差値30-50は世の中での偏差値50-65
  • SAPIX偏差値50-60は与の中での偏差値60-70
  • SAPIX偏差値 60-70は世の中での偏差値70-80

 

SAPIXの中で成績が悪いと、これだけやったのに、うちの子はバカで才能が無い、と考えがちですが、

そもそも、外でスポーツしたり、家でゲームしたりしている子よりも勉強をしており、椅子に座って勉強する気があるというのはすごいことです。

 

自分や周りが小学校3-4年生だったときを思い出してください。多くの小学3-4年生が何をしていたか。。

 

ですので、やる気をそがない、ことが一番重要です。

ただし、10歳の子が試行錯誤するというのは一般的には難しいため、勉強の仕方は、親がよく考えたほうがよいです。

 

家庭での復習の仕方、一週間のペースを確立する。親がすること、子供がすること

 

SAPIXの4年生は、一週間単位で国・数・社・理が進んでいきます。

一週間後にはその復習テストがあり、そして次の新分野に進む流れです。

 

使用しているテキストですが、内容は親が見れば平易ですが、テーマや切り口は、高校レベル、大学レベルを彷彿とさせるものがあります。

 

  • 国語は、漢字やことわざなどの一般教養から記述式問題(問題文はやさしいですが、回答の仕方は東大などの大学受験クラス)
  • 算数は、場合の数など、すでに高校数学の考え方が登場
  • 社会は、内容は平易ではあるものの、高校地理クラス。時には大学レベルの内容もある
  • 理科は、中学生の時にやった、と思う内容が多数

 

自分が小学校から高校卒業までの長い時間をかけて理解してきたことを、わずか10歳の子が理解しなければならない、

という状況や特殊性をよくよく踏まえておく必要があります。

 

つまり受験対策としてとりくんでいることは小学校の授業を超えています。『学校のことをしっかりとやって』は通じません。

小学校4年生で小6の計算が算数では終わったりもしますので、子供の負担感がかなりあるわけです。

 

ですので、本人の『やる気』も大事ですが、『やり方(勉強の仕方)』も大切になってきます。それは親の責任です。

 

個人的に、SAPIXの4年生は【プリント学習】をしていると認識すると、よいと思います。

 

よく、子供がわからないことは親が教えなければ、と考え、親がテキストを読み込み、家庭教師のように子供に授業をして、とやるパターンもあると思いますが、うちではうまくいきませんでした。

 

理由は簡単です。親は暇ではないし、受験生ではないからです。

 

最初はいいですが、そのようなことを一年間毎週続けるとなると、どこかがで親にしわ寄せが来て、

自分が受験するわけでもない親の心が荒れ果て、または親が自分が問題を解けることに満足し始めたりします。何より、子供の自主自立の精神を奪いかねません・・・

 

SAPIXの教材を見ればわかるように、かならずテキスト+理解度チェック(簡単な穴埋めなど)+問題演習の構成になっています。

ですので、子供にテキストを読ませ、穴埋め問題を解かせ、問題演習で知識を定着させ、それらを二度三度やる(復習する)、

本人が自らテキストを読み込み理解を深める、自発的・自立的な勉強法を確立することが一番、大切だと思いました。

 

親がすることはそれを一週間以内に終えるスケジュール管理です。

 

特に10歳の子は受験本番に向けて『出来ないことを出来るようにする』『みんなが出来ることは自分も出来るようにする』という受験勉強の本質を忘れ、

『出来たことにする』『見ないでやるのがかっこよい』など虚栄心で自分に厳しく丸付けが出来ないことも多いので、穴埋めや問題演習の丸付けは親がやったほうがよいと思います。

 

親は子供にどこまで教えるべきか

 

丸付けをする際にせよ、子供がわからず悩んでいる場合にせよ、親がどこまで解説をすべきか、教えるべきかは悩みどころです。

 

なぜこのような話をしているかというと、親が目の前で解き方を見せたところで、子供は目の前で起きていることに満足し、結局、自分で解けるようにならないことがよく起きるからです。

 

そうすると、親はものすごく子供をしかることになりますし、悪循環が始まります。

ようするに、親が『自分なら解ける』という自己満足では意味がありません。

 

本人の自発性を失わない形で適宜フォローすることが一番大切です。

親が解き方を見せたい、見せつけたい、という気持ちはあるかもしれませんが、10を教えるのは辞めたほうがいいと感じています。

 

1を知って10を知る、が難しいのであれば、1ではなく3にする、5にするなど、ヒントを教えて、自力で解ける能力を身につけさせるのが理想です。

 

問題集についている解答の質がいい場合(答えだけでなく、一連の解き方がしっかり解説してある)は、それを与えれば、子供はそれを読みまねて成長していくと思いますが、

なかなかそういう解答集がなかったりもしますので、スケジュール管理だけではなく、親がコーチとして子供の能力を伸ばす役割も必要です。

 

つまり、家庭教師をする、先生をする、というよりは、コーチングです。その子供の能力をどうやったら伸ばせるか、そこに力点を置く必要があります。

会社だといわゆる『部下の能力開発、部下を育てる』と同じ分野と思った方が誤解が無いかもしれません。

 

おそらく、多くの人が『手取り足取り教える』ことを否定すると思います。

試行錯誤する機会を与え、本人が成長していく、そうした仕組みを作っていくことが一番大切だと思います。

 

ここで言いたかったこと

 

繰り返しになりますが、ここで言いたかったことは親の心構えです。簡単に言うと以下です。

 

SAPIXに通わせておけば、親は何もしなくてよい、塾がすべてやってくれる、ということはありません。それを望む場合は他の塾にいったほうがよいです

 

子供はわずか10歳で、中学・高校・大学レベルの考え方に取り組んでいます。小学校でそのような授業はしてません。負担感は相当あります

 

親が受験をするわけではありません。子供が受験をするので、子供の能力開発が重要です。

親はコーチであり、どうやったらこの人が自分の能力を伸ばしていけるかをまず第一に考えるべきです

 

親がすることは、その意味でスケジュール管理が第一です。

SAPIXはプリント学習であり、テキストを自分で読み、簡単な問題(穴埋めなど)で理解をしていく、

そして問題演習で実際に解くことで理解を深めていく、そうしたアプローチがよいと思います

 

親が解法を見せてあげることは悪いことはでありませんが、子供ができるようにならないと意味がありません。

私はできるを見せつけるのではなく、その子が自ら一人で出来るようになるためにどういうヒントを与えたらよいのか、自問自答して接するのがいいです

名プレーヤーは名監督・コーチではないわけで、そこを勘違いしないことです

 

うまくいかないこともありますが、一緒に合格をつかみ取りましょう!



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